天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

アマリリス

我が家のアマリリス

このブログではこれまでに4回(2008-05-28,2010-06-27,2011-05-29,2012-07-07)取り上げている。我が家のアマリリスは、十年前に買った一株の球根が、今や五株以上に増える勢いである。ひとつの茎から3輪の花が咲く。花の色は白。花の色はわからないまま球根を買ったのだった。
マリリスについて今回は、『イメージシンボル事典』(大修館書店)を引用しよう。
 1 人の名の場合は、ラテン語の女性の名になり、田舎娘、
   田舎の恋人、女の羊飼いを意味する。
 2 並はずれた美しさ(実際の花の場合)、誇り、虚栄、寧猛、
   臆病(卑しい女の羊飼いの名前の場合)等を表す。


     球根を分けて二鉢アマリリス
     咲き出でて鉢は窮屈アマリリス


  窮屈な鉢に今年も咲き出でて「なんとかして」と言ふアマリリス
  十年前球根ひとつのアマリリス今年は五株二鉢に咲く
  ふくらみのぢはりとすすむアマリリス テレビ見てゐる居間の一鉢
  つぼみから花ちるまでのアマリリスいのちの様を居間に見せたり
  食卓におく一鉢のアマリリス グラスワインに少しあからむ
  次々に十五輪咲くアマリリス テレビの横にあかず眺むる