天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

朝顔

       みんみんの声の下なる昼餉かな
       朝顔の大輪浮かぶ洗面器
       大輪の朝顔盆にうつぶせる
       水盆に朝顔満つる空の色
       朝顔や盆に広がる色四つ
       朝顔や大輪ひとつ押花に
       鯉たちの寿命思へり水の秋