天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

泰山木の花

さる寺の境内にて

 泰山木はモクレン科の常緑高木。六月頃、白い大輪の香り高い花を空に向けて開く。北米が原産地で、日本には明治初年に渡来した。




      ロダンの首泰山木は花得たり   角川源義
      夢殿や泰山木の花ひらく     穴井 太


  むすぼれし心もとけつおほどかに泰山木のにほふ夕ぐれ
                      佐佐木信綱
  おほらかに ひとひ を さきて うつろへる たいさんぼく
  の はな の いろ かも        会津八一


  漱石の鬱を癒しし帰源院泰山木の花天に向く