天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

グラジオラス

グラジオラス

 アヤメ科の球根植物で、原産はアフリカおよび地中海沿岸。19世紀初頭から欧米で掛けあわされて作り出されたものが、園芸用として世界に広まった。秋植えの春咲きと春植えの秋咲きの2系統がある。花の色も多彩で変化に富む。夏の季語で、和蘭あやめという傍題もある。カンナと間違えやすい。



     グラジオラスゆるるは誰か来るごとし  永田耕一
     和蘭あやめ破れかぶれの膝を組む    小川恭生


  あけぼのの色に咲きたりアパートの垣根に添へる
  グラジオラスは

    
  倒れしを通りがかりに直さるる垣根に添へる
  グラジオラスは