天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

葉山御用邸

裕ちゃん灯台(森戸海岸)

 葉山御用邸は、明治27年からあったらしいが、現状の家屋は昭和56年に建てられた。1926年12月25日、この地で大正天皇崩御され、皇太子裕仁親王践祚した。昭和時代の始まりである。葉山御用邸は、2月〜3月の間に主に利用されるというが、十月六日は何事かあるのか神奈川県警の警察官が大勢巡回していた。

      遠近に赤組白組運動会  
      鯔とぶや葉山の海の巡視艇
      スピッツを呼び戻したり秋の潮
      灯台と白を競へり秋の潮
      秋潮の河口を出づるカヌーかな
      
  御用邸めぐれる警備ものものし誰か泊まれる秋の連休 
  海岸に道にたちたる警官が挨拶したり葉山御用邸
  御用邸塀の木陰にカメラあり下くる人の素振見てゐる


追伸: 翌日の朝刊に、天皇皇后両陛下が、葉山御用邸で10日まで静養されるとの記事がでていた。