天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

ペンギン

江ノ島水族館にて

 ペンギン科の鳥の総称。南極とその周辺地域に生息するが、北極地域にはいない。6属17種ある。一番小さいのはコビトペンギンで40cm。一番大きいのは皇帝ペンギンで1.2m。


  日本脱出したし 皇帝ペンギン皇帝ペンギン
  飼育係りも             塚本邦雄
                      
  後ろ手に餌の順を待つペンギンの冠毛(とさか)
  吹かれて寒き夕ぐれ         石本隆一
                      
  ペンギンの輝く胸の手ざはりを飼育係のわれは知りをり
                    中西輝磨
  恥知らずそれはペンギン羽撃(はばた)けど翼とならぬ
  歌の数々              佐佐木幸綱
                    


  イワシを狙ひて海に突入すカツオドリはや目を病むといふ
  寒流にのるマイワシを追ひかけてイルカ、アザラシ、サメ、
  カツオドリ