2011-04-21 木五倍子 「きぶし」と読む。キブシ科の落葉低木。葉のでる前に枝先に花穂が並んで垂れ、四弁の淡い黄花をびっしりとつける。雌雄異株。果実は黒色染料になる。また材は、杖・柄・楊枝などになる。果実に含まれるタンニンが、黒色染料の五倍子(ぶし)の代用になるところから命名された。 指に触れ淡ききぶしの花房のしだれて繁し月光に濡る 近藤芳美 きぶし咲きとさみずき咲き繰り返す年々の春いまだ早けれど 近藤芳美 立ちながらわれは衰ふ百千のなんばんきぶし萌ゆるをみれば 馬場あき子