天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

浜昼顔

江ノ島にて

 ヒルガオ科の多年草。世界に広く分布し海岸の砂地に群生する。茎はつる性で砂の中を這う。果実は球形で、種子は黒い。


     点綴の浜昼顔となりにけり   山田みづえ


  あはあはと咽をくだる水が欲し浜昼顔の蕊も乾けり
                     中島義雄
  まことしづかな浜昼顔とし吾は咲き海を見てをり
  百年がほど              川野里子