天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

戦闘機

浜松にて

 迎撃戦闘機と戦術戦闘機の2機種に大別できる。前者は、敵機の侵入を阻止する役目、後者は、地域の制空・制圧を果たす役目をそれぞれ持つ。わが国航空自衛隊の要撃戦闘機F-15Jは、最大速度マッハ2.5、航続距離4600kmで、20mm砲1、空対空レーダーミサイル4、空対空赤外線ミサイル4を装備できる。


  グラマン一機急降下銃撃よりのがれ得し運命の日も吾に
  ありたり               清水房雄


  出で征く機と還る機が空にすがふ時小さき碧き灯を點滅
  しあふ                持田勝穂


  はやぶさと呼ぶ戦闘機ありにしがかげろふを追ふごとき
  はろけさ               大西民子


  秋津しま上空に機首をあげゆきてひかりとなりし戦闘機ある
                     柴 英美子                     
  スパッドSをフォッカーDr迎へみづがねの空に闘ふ
  天津彦らは               島田修三


 11月18日に開催された浜松基地航空祭(エア・フェスタ浜松)を見た。前日から浜松上空は、飛行練習のブルーインパルスが盛んに飛んで騒がしかった。ブルーインパルス航空自衛隊松島基地第4航空団第11飛行隊所属の曲技飛行隊の愛称であるが、もとは1960年、浜松・第1航空団第2飛行隊内に空中機動研究班として発足したという。
 編隊飛行を見ているとまことにカッコ良い。他の国の飛行技術と比較してどうなのか不明だが、国防には必須であり、いざという時に頼りになる。