2013-01-29 切手 現在はもっぱら郵便切手の意味で使われているが、もとは関所の通過や乗船など際の通行証を意味した。その後、金銭の受取や預かりの証拠の券を差すようになった。切符と手形の双方の役割を合せて切手と呼ばれた。 この手紙赤き切手をはるにさへこころときめく哀しき ゆふべ 若山牧水 彦根屏風、方寸黄金の切手にて禿(かぶろ)のゐたり遊び 女ゐたり 葛原妙子 ゆとりある人の如くに切手買ふ列に加はれば梅が香にほふ 田谷 鋭 切手には横顔の少女描かれてよこむきのまま雨を見ており 後藤由紀恵