天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

今年の初詣

藤沢諏訪神社

 元日に近くの遊行寺諏訪神社に初詣に行った。本堂に参拝し小栗堂の裏庭、宇賀神、大銀杏の境内そして諏訪神社へと歩いた。宇賀神では上人から「南無阿弥陀仏」の札を頂いた。大銀杏の境内では猿回しの芸を見て笑った。ここでも上人からお札を頂く長い列ができていた。諏訪神社では御神籤を引いて「大吉」を得た。それを橙の実のなる枝に結び付けた。


     遊行寺や猿の芸見て初笑
     ご祝儀に千円わたす猿廻し
     橙に「大吉」むすぶ初詣
     手毬麩を浮かべすましの雑煮かな


  霜柱解けてか黒き土の上に紅ほのかなる白椿ひとつ
  南天の実に化したるか照手姫墓地の朝日に照りかがやけり
  境内に長き列なし上人の手から頂く「南無阿弥陀仏