2014-03-14 滴る 広辞苑には、(1)水などがしずくとなって垂れ落ちる (2)美しさやみずみずしさがあふれるほどである と説明されている。 外(と)に立てば衣(ころも)うるほふうべしこそ夜空は 水の滴るが如(ごと) 長塚 節 とろとろに摩(す)られし豆がつづけざまに石臼(いしうす)より 白くしたたりにけり 佐藤佐太郎 したたれる水道の栓を締めにたつ貧しき過去よ貧しきいまよ 上田三四二 童貞のするどき指に房もげば葡萄のみどりしたたるばかり 春日井 建