天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

板屋楓(いたやかえで)

イタヤカエデの花(横浜市俣野別邸公

 カエデ科の落葉高木。板で屋根をふいたように葉がよく茂り、雨がもれないことからこの名がついたという。高さは20メートル位。葉は浅く掌状に裂け、秋には黄褐色になって散る。花は淡黄色で四、五月に咲く。実は二個の羽をもち十月に成熟する。



  朝霧の斜面半ばで失速せるいたやかえでの種(たね)の
  どたん場               沖 ななも