天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

鎌倉八幡宮ぼんぼり祭

八幡宮にて

 ずいぶん以前に見に行ったことがある。当時は鎌倉在住の漫画家・横山隆一が健在で彼の描いたぼんぼりの絵が見られた。今回は、8月6日から9日(9:00〜20:30)まで開催された。イチロー3000安打祈念の絵のぼんぼりや、養老猛司のヒメシロコブゾウムシの絵のぼんぼりに惹かれた。もっと時間をかけて見れば、作家や歌人のものもある筈だが、夕方に出かけたこともあり、雲雪が妖しく雨粒も降ってきたので、大急ぎで廻ったため気付かなかった。
 八幡宮からの帰り路に駐車場隅に鎮座する稲荷社(伏見、笠間の両稲荷)に寄って力石を確認した。


     舞殿の横笛涼し鶴ケ丘
     夕立をあやぶむぼんぼり祭かな
     夕立を避くるに小さき稲荷かな
     夕立や稲荷にふたつ力石


  新しき石燈並ぶ段葛明りほのかな若宮大路
  イチローの三千安打を祈念するぼんぼりもあり人気を博す
  舞殿に横笛を吹く鶴ケ丘八幡宮のぼんぼり祭
  夕立をあやぶみて去る八幡宮 稲荷に寄りて力石見る