天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

短歌朗読(2)

江ノ島ビーナス2

 披講の初期練習には、次の「君が代」が使われるという。


    君が代は千代に八千代にさざれ石の
      いはほとなりてこけのむすまで


「読上」「甲調」「乙調」「上甲調」というそれぞれの形式にのっとって練習する。『和歌を歌うー歌会始と和歌披講』についているCDには、君が代古今集新古今集歌会始からとった例歌につき、これらの詠い方が録音されている。これが和歌の世界でいう歌なのであった。さまざまな古代楽器を使う雅楽などとは全くちがう。