天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

多摩川紀行―穴守稲荷

穴守稲荷神社にて

 穴守稲荷神社の社史には、文化元年の頃(西暦1804年頃)鈴木新田(現在の空港内)開墾の際、沿岸の堤防しばしば激浪のために害を被った。或時堤防の腹部に大穴を生じ、これより海水侵入しようとした。ここにおいて村民等相計り堤上に一祠を勧請し、稲荷大神を祀った。これが当社の草創である。となっている。御祭神は豊受姫命(とようけひめのみこと)。


  おごそかに稲荷大神現れて「稲荷山」とふ舞を舞ふなり
  秋風の穴守稲荷例大祭テントを張りて地のものを売る