天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

葡萄酒・ワイン(1)

NHK「キッチンが走る」から

 ブドウの果汁を発酵させて作る。通常、三種類に分類される。


赤ワイン: 色には赤、濃紫、赤褐色がある。黒ブドウ、
      赤ブドウが原料。果実を丸ごと発酵させる。肉料理に
      合うとされる。
白ワイン: 無色、緑がかった黄色みを帯びたもの。色の薄い果皮
      のブドウを原料とする。魚料理に合うとされる。
ロゼワイン: 赤みを帯びた淡い色調。製造方法はいくつもある
      らしい。赤ワインと白ワインを混合したものもある。


俳句では、「葡萄酒醸す」として秋の季語。


     胸乳あらはに採りし葡萄を醸すなり  松瀬青々
     甕たのし葡萄の美酒がわき澄める   杉田久女


  鸚鵡杯葡萄の酒もはや倦きぬ身を焼きつくすうま酒もがな
                      吉井 勇
  妹山と背山まぐはふ雨の夜われは葡萄酒(ワイン)の赤を
  たのしむ                伊藤一彦


  熱すまま来世紀まで寝かしおく葡萄酒千本そして恋人
                      松平盟子
  口うつされしぬるきワインがひたひたとわれを隈なく発光
  させゐる                松平盟子


  男運の悪さかたみに嘆きつつボジョレーヌーボー母と味わう
                     江副壬曳子
  シャブリから鮑ふたたびシャブリへと夏あさき海に舌は
  あそべる                加藤孝男