2022-09-03 歌人を詠むー子規(1/3) 傍らに竹鳴りながら碑文(いしぶみ)を読みてをり子規居士の墓にて 遠山光栄 正岡子規まさめに見たる人々をわれは羨(うらや)むしみじみとして 五味保儀 心しづまりわが来り立つ子規の墓「竹乃里歌」校了の二日後(ふつかのち) 五味保儀 明治二十六年この古口(ふるぐち)に宿りたる子規をぞ思ふ若かりし子規 五味保儀 うまきもの食ひて生き抜きし子規のごと鰻むさぼり食ふ夢の醒む 伊藤 保 何のはづみにか思ふ悲しみを支ふるものに子規の文章あり 吉田正俊 子規の墓