光が象徴するものあるいはイメージをまとめると、清浄、紱行、知性、認識、知恵、進化、楽天主義 など。詩歌鑑賞のポイントになる。
北斗七星なかの一つの消えも入らんはかなき光いつ
までも見つ 森川平八
星覗くべくはずされし眼鏡なれどその球面を流れし
ひかり 永田和宏
おそらくは今も宇宙を走りゆく二つの光 水ヲ下サイ
岩井謙一
雨の水光となりてひたくだる坂ありこころ響りつつ仰ぐ
山本かね子
まだ一年もう一年と数えいる光の粒か時間というは
山田震太郎
昨日(きぞ)の夜は沫雪(あはゆき)散らしゐし空の今朝の
ひかりにさくら耀ふ 木下孝一