2019-09-09 雨燕 アマツバメ科の鳥。高山や海岸の断崖の割れ目に集団で巣を作る。南米イグアスの滝に棲むアマツバメの飛翔の様は壮観である。 朝まだき目醒めて想ふあまつばめ天の高処(たかど)に一生をすごす 春日井建*夜明けに目覚めて、アマツバメは一生を天空にすごすのだ、とふと想った。 作者は、生命の在り様に心惹かれたのだろう。 河落ちて瀧いく筋に虹かかる 濁流の大河の落つる轟音は悪魔の喉笛イグアスの瀧 いはばしる瀧の底より立ち上がり天にのぼれる虹の七色 イグアスの瀧の怒涛に飛び込めるアマツバメはや断崖に棲む 雨燕 (webから)