天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

横須賀線

 最近、横須賀線で信号や車両の故障・不具合が多い。今朝もおかしくなって、東京行きの湘南ライナーが品川までとなり、通勤の足が大幅に乱された。おまけに山手線では早朝の投身自殺なのか、人身事故とのことでダイヤが滅茶苦茶になっていた。帰りには、列車異常無線が入って途中ストップ。IT技術のことばかりが話題になるが、頑丈な交通網をメンテする技術が疎かになっているのでは、と心配になる。
 高野公彦の「明月記を読む」では、今、後鳥羽院と定家の関係があきらかにされつつあるところである。日記であるにしても、定家は後鳥羽院に対して全く遠慮がない。逆に後鳥羽院は、隠岐に流されてからの「御口伝」で、定家の歌に心が欠けていると非難しつつも、和歌の技法には賞賛を惜しまない。

         バス停に妻を呼び出すしぐれかな