2008-02-02 目白 先の「風光る」の項の補足。椿や梅の花が咲くと、目白の姿をよくみかける。身体の色や活発な動きを見ていると命の美しさを感じる。その心を詠んだ現代短歌を二首あげておく。 相連れて目白の来れば声に呼ぶ妻にやさしき 人のよ生はあれ 近藤芳美 しづかなる楽のごとくに移りくる目白の群を 庭に待ちをり 岡野弘彦 日本、朝鮮半島、台湾、中国南部、インドシナ北部などに広く分布する。巣の作りがユニークで、細い枝に蜘蛛の糸でつづり合わせた巣を吊り下げるという。実物を見たことが無いので、ぜひお目にかかりたい。