青春時代の春愁は、もてあますほどひどいものだった。里山に来て遊ぶ園児らは元気いっぱい。春愁のかけらも見出せない。
古民家の庭には古き鯉幟
たんぽぽや花のをはりのビッグバン
里山の苗代にちる桜かな
谷戸の田の畔に花咲くハルジョオン
登校の水木花咲く並木道
葉桜になりたる朝の教室にわが若き日のうれひ顔あり
鬱々と里山みちをわがくれば羊歯の葉にちる山さくら花
苗代の幼き苗をまもりたり目のこまやかなうす青き網
鉢植のガジュマル外に出したれば枯木の様になりにけるかも
五月の連休を岡崎、伊豆を旅行したため、少しアップロードが遅れました。