2015-12-03 冬青(そよご) 冬になっても青々としているモチノキ科の常緑小高木で、本州中部から九州の山地にはえる。庭にも植えられる。葉は卵状楕円形でやや光沢がある。風で葉がザワザワ音をたてそよぐところから命名された。雌雄異株で、雌株は六、七月に白色の小花をつける。十、十一月に長い柄のある球形の実が赤く熟す。樹皮から「とりもち」を採る。 鶫(つぐみ)来てそよごの雪を散らしけり心に触るる ものの静けさ 島木赤彦