天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

握り飯

NHKテレビ「キッチンが走る」から

 握り飯(おにぎり、むすび、)は、飯を握り固めたもので、米の栽培が始まった弥生時代から作られていたという。当時の遺跡から炭化したものが発見されている。和食のレストランが海外で普及するにつれ、おにぎりも知られるようになった。


  よる更(ふ)けてふと握飯くひたくなり握飯くひぬ
  寒がりにつつ            斎藤茂吉


  伐(き)りのこる樅(もみ)の下蔭に握りめし食ふ数は
  幼きも我も同じく          土屋文明