2019-03-07 蕪村の画賛句(7/11) [右の句] にしきぎの 門(かど)をめぐりて おどり哉 安永六年(62歳)[左の句] 四五人に 月落ちかかる 踊かな 明和五年(53歳)か。 「英一蝶が画に賛望れて」つまり、英一蝶の画に賛を請われて蕪村が句をつくった、という。 「にしきぎの」句は、謡曲『錦木』を踏む。錦木は、奥州で男が求婚する女の門口に立てたという五色に彩った木で、女が応じる場合に取り入れた。 「四五人に」の句が蕪村にすでにあり、「にしきぎの」の句は英一蝶に賛を請われた時に作り、画に両者を併記したか。英一蝶は、狩野派に学び風俗画に秀でた江戸の画家。 [参考]https://ameblo.jp/kakashiyo/entry-11578984031.html