2016-03-01から1ヶ月間の記事一覧
泡には汚れを対象物から吸い出すようにはがし取り、包み込む作用がある。石鹸や洗剤は、界面活性作用で汚れを石鹸水や洗剤水に溶かして落とす。なお温泉施設によっては、ジャグジーと俗称される「噴流式泡風呂」がある。 酢のなかに沈める卵寒一夜苦しみの泡…
漢字では沫とも表記する。液体が空気を包んでできた小さい玉。あぶくとも言う。特に水の場合には水泡と呼ぶ。古典和歌に詠まれる泡は、はかないことのたとえに使われることが多い。それを強調した言葉に、泡沫(ほうまつ)、うたかた がある。 うきながらけぬ…
センリョウ科の多年草で、丘陵地の林に生える。早春、茎頂から一本の花穂を伸ばして多数の白い小花を開く。長い三本の花糸が白く目立つ。吉野御前、眉掃草などとも呼ばれる。 同類に二人静がある。茎の上部に葉が二対対生し、十字状をなす。4、5月ごろ、葉の…
戦後、日本が独自に開発した小形のジエット機にHONDAジェットがある。自動車開発の技術を飛行機に応用するという冒険をしたのである。商用機として売りだすまでに30年を要したその経過が、先日NHKで紹介された。本田技研の心意気が感じられて羨ましかっ…
用途により、大きくは民間機と軍用機の二種類になる。形状別に種類を分類するには、次のようなアイテムがある。詳細は省略。 *翼の数(複葉機・単葉機・三葉機・多葉機・タンデム翼機) *翼の位置 *主翼の形 *エンジンの数(単発機・双発機・三発機・四…
神奈川の花の名所100選の内の一つで、今までにも数回とり上げている。今回は時期が少し早かったため、寒緋桜系を除き、桜の花は未だ咲いておらず、山上から見下ろす谷間は物足りない感じであった。 例年のように山道には大勢の人が、みなカメラを抱えて地に…
1903年12月17日に米国でライト兄弟がライトフライヤー号による有人飛行を行い、1906年10月22日にはヨーロッパでサントス・デュモンが「14−bis号」で飛行を行った。この時代、骨組は木製、翼は布張りが一般的であった。実は、ライト兄弟よりも先に飛行機の原…
飛行機は、動力によって推力を得て前進するとともに固定翼によって揚力を得ることで飛行するものである。エンジンを用いて前進することで、その翼に対する空気の強い流れを作り、これにより飛行機の重さより大きな揚力を得ることで上昇する。水平飛行の時は…
BS―TBS開局15周年特別企画「中井貴一のヨーロッパ大紀行〜天才ダ・ヴィンチからの挑戦状〜」を見た。第一夜(3月19日)は「ダヴィンチの素顔と真実」、第二夜(3月20日)は「名画モナ・リザの罠と正体」であった。モナ・リザについても最新の調査結果…
毎年のようにこの時期にご紹介しているが、藤沢遊行寺の白木蓮がみごとに開花した。この木が影を落す放生池には、晩秋から早春にかけて見かけた鴨たちの姿はない。北に帰ったのだろう。日にもよるのだが、今日は何故か鯉たちの姿も見なかった。 なお安藤広重…
胡桃は、北半球の温帯地域に広く分布する。樹高は8メートルから20メートルに及ぶ。クルミとして利用されるのはクルミ属の植物の一部にすぎない。生産はアメリカ・カリフォルニア州と中国が多い。日本では長野県東御市が生産量で日本一。 胡桃割る胡桃の中に…
クルミ科の落葉高木。日本にはオニグルミだけが自生する。実はほぼ球形で密毛があり、核は固く深い皺がある。青胡桃は、夏の頃のまだ熟さない青い実のこと。日本では縄文時代から種実の出土例がある。胡桃には、次のような健康上の効果があるとされる。 悪玉…
梅の花は散ったが染井吉野の花はまだ先のこと。辛夷や木蓮の花が目当てになる。いつものように極楽寺、成就院、権五郎神社(御霊神社)、長谷寺、光則寺と歩いて見た。御霊神社のとなりの家の庭に紫木蓮の大木があり、大きな花をいっぱいに着けていた。しば…
2013年1月3日のブログの続きである。和太鼓には、長胴太鼓(宮太鼓)、桶胴太鼓、附締太鼓の3種類がある。木でできた胴に皮を張り、それを振動させて音を出すしくみ。バチで叩くものが太鼓で、手で叩くものは鼓である。 和太鼓の歴史は古く、縄文時代には既…
今年は、12日、13日に開催された。最も印象的だったのは、弁天橋の公園広場で開かれた和太鼓の演奏である。30個程度の太鼓が一斉に打ち鳴らされると、魂が大きく揺さぶられた。和太鼓は日本の心を象徴していると思う。和太鼓の演奏をもっと広く世界に紹介す…
下孫(しもまご)駅は、茨城県日立市多賀町一丁目に、明治30年2月25日 に開業した。 日本鉄道の駅であるが、昭和14年10月1日 には常陸多賀駅に改称された。 呼人駅(よびとえき)は、北海道網走市字呼人にあるJR北海道・石北本線の駅である。名前は、アイヌ語の…
鉄道草(てつどうぐさ)は、北アメリカ原産の雑草。日本名では「ヒメムカシヨモギ」。明治期に外国から渡来したので「明治草」「御一新草」とも言われた。今では日本中のいたるところ、特に鉄道沿いによく見られる。それでこの名がついたのだろう。荒んだ印象…
駅は出迎えの場所であり、見送りの場所でもある。よんどころない理由で離婚し、遠く離れて暮らしている夫婦が、何かの機会に逢った。駅まで見送りに行く途中、夫であった人が、離婚時に引き取ったて飼っていた九官鳥が死んだと言った。以下にあげる大西民子…
駅で終電車を待つ身はなんとも寂しい。不安でもある。それに比べると始発電車は、朝の早起きがつらいが、なんか勝ち誇ったような気分になれる。フランソワ・トリュフォー監督の長編映画『終電車』(1980年、フランス)は、ナチス・ドイツ占領下のパリでのレ…
仕事の出張などで、時間がなく食事を落ち着いて出来ない場合には、菓子パンとミルク、茹で卵などを駅構内やホームの隅で食べることがある。ホームに立ち食いの蕎麦屋、ラーメン屋がある駅もある。私の場合、西宮に住んでいた頃、出張の際に阪急十三駅や新大…
テレビ朝日の「ぶっちゃけ寺」で、出雲大社の特集を見た際に、分社が大磯にもあることが、チラっと紹介されたので、出かけた。この六所神社は、櫛稲田姫命を祖神とし、その氏族が出雲からこの地に移住した。神としては718年に現在地に鎮座。一之宮寒川神社 (…
日本全国には、珍しい駅名の駅がいくつもある。Web「【全国】変な駅名まとめ」から拾ってみよう。 南蛇井(なんじゃい)(群馬県・上信電鉄上信線)、及位(のぞき)(山形県・JR奥羽本線)、和寒(わっさむ)(JR北海道 宗谷本線)、北一已(きたいちゃん)(北海道…
昔、汽車で旅した頃には、駅弁を買うことが楽しみであった。弁当をいっぱい積んだ箱を、肩からベルトで胸前に掲げた男の売り人がホームを、声張り上げて売り歩いていたものである。汽車が走りだして勘定をしながら並行して走る売り人を見て、はらはらしたこ…
円覚寺境内の梅は白梅だけのようだ。禅の道場に紅梅は似合わないかも。拝観券とリーフレットのデザインが替っていることに気付いた。斬新でよい。松嶺院の庭は開いていなかった。選仏場の聖観音菩薩像は、今回初めて間近に見たが、中国風であり奈良平安時代…
地方の駅では、ホームの傍らに花壇を設置して、季節の花を見せているところもある。派手やかではないが、電車を待っている間、心休まる思いがする。そんな時、自分の死迄の残された時間をふと考える人もあるだろう。京都丹後鉄道(丹鉄)のいくつかの駅では…
プラットホームは、駅の乗降場で「歩廊」のこと。単に「ホーム」とも。廃(はい)駅(えき)とは営業を廃止した鉄道の駅のこと。駅が廃止になる要因は、いくつも挙げられるが、最近見たニュースでは、鉄道自体はもとのままで電車も走るが、過疎地の駅で利用者が…
鉄道の停車場のことだが、奈良時代、大宝令により官道に設けられた「うまや」「うまつぎ」の意味の言葉を近代のステーションに充てたもの。馬が車に置き換わったのである。 鈴が音(ね)の早馬駅家(はゆまうまや)の堤井(つつみゐ)の 水をたまへな妹が直手(ただ…
湘南は良い天気になったので、梅まつりの終りに下曽我に出かけた。さすがに大きな梅林であり、白梅も紅梅もみごとであった。また快晴の空に雪を冠った富士の嶺が美しかった。以前にはこの時期、年に二度くらい通っていた。勇壮な流鏑馬も見たことがある(200…
ガラスには多くの種類があるが、その多くは可視光線に対して透明であり、硬くて薬品にも侵されにくく、表面が滑らかで汚れを落としやすい。このような特性を利用して、窓ガラスや鏡、レンズ、グラスなど市民生活及び産業分野において広く利用されている。 ガ…
ガラスは、もともとは植物の灰の中の炭酸カリウムを砂の二酸化ケイ素と融解して得られた。その歴史は古く、紀元前4000年より前にエジプトやメソポタミアで二酸化ケイ素の表面を融かして作製したビーズが始まりだと考えられている。 ほととぎす今年は聞かずけ…